箱根越え (前編) [ ┗ 東海道53次]
GWは、去年の10月から冬期休業をしていた東海道の旅の続きに2泊3日で行ってきました (^^)(^^)
京都を出発して9日目 4月29日 昭和の日
府中宿(静岡駅)→ 江尻宿 → 興津宿 → 由比宿 → 蒲原宿 → 吉原宿 → 原宿 → 沼津宿泊
木曜日の仕事が終わってから静岡駅前で前泊をして、朝一番でスタートが出来るように準備を整えます。
今回は、東海道最大の難所 “箱根越え” がありますから、1日目に距離を稼いで2日目の箱根越えに専念する計画です。
そうはいっても、1日目に楽しみがない訳ではありません。
由比宿の手前にある薩埵峠は、広重の浮世絵や東名高速のパンフレットにもなっている眺めの綺麗なところ。
それに由比は、桜海老のかき揚げが有名なのですよね。 1日目は、その2つを楽しみに走ります (^^)(^^)
そして、いよいよ薩埵峠にさしかかりました。
峠を越えるのに、お江戸側からはスロープ状の坂道ですが、京都側からはチャリの大敵である急な階段が続きます。
仕方ないので、前後のサドルに輪行用のストラップを掛けて、重いタンデムを担いで登りましたよ (;_;)
階段の途中でギックリ腰再発かと思うぐらい苦労しましたが、この眺めを見たとたんに、すぅ~と疲れが消えました (^^)!
富士山が見えないのが残念でしたけど、最高の青空に恵まれて、満足満足。
薩埵峠を越えると由比宿までは下りが続くので、まわりの風景を眺める余裕も出てきます。
その途中で、行列の出来ている食べ物屋を発見!
普段は並ぶのが大嫌いなのですが、薩埵峠で体力を使い切ったので、休憩を兼ねて待つことにします。
でも、これが大正解!
楽しみにしていたサクサクと香ばしい桜海老のかき揚げが食べられました (^^)(^^)
これで目的の2つをクリア出来たのですが、あと面白かったのが ↓ 左下と真中下の写真の場所。
幕府は、本宿にしか旅人の宿泊を認めなかったそうで、蒲原宿と吉原宿の間の富士川を渡るために
一時休憩する場所として小休本陣が設けられたそうです。
なんと、この 有形文化財 小休本陣 常盤家 が、女優 常盤貴子さんのお父さんの実家だそうです。
< 1日目 8時30分出発~17時30分着の9時間で 62.8km走行 >
/ 京都を出発して10日目 4月30日
沼津宿 → 三島宿 → 箱根宿 →(富士屋ホテル泊)
「静岡県に入ったら、どこからでも富士山が見えるよ」 と聞いていたのですが、この日初めて富士山が見れました!
箱根越えの日に、幸先がいいですな (^^)
今回の旅では、出来るだけ旧街道を走ろうと思っています。
箱根の旧街道は石畳で、S字型にクネクネと曲がった舗装路の旧国道を直線で突っ切るような感じで通っています。
所々で旧街道と旧国道が交差するので、旧街道を基本にして、チャリを押しても無理そうなところは舗装路を使いました。
もともとの箱根路は赤土で、雨が降ると脛ぐらいまでドロに漬かるような道だったようで、
その対策として最初は竹を敷き詰めていたそうです。 江戸幕府の時代になって石畳に整備されたのだとか。
この日は、石畳の旧街道も、舗装路の旧国道も、ほとんど押してばかりでしたけど…
なんとか無事に箱根の峠越えに成功いたしました!!
頂上付近で少し雲が出て来て寒いぐらいの気温になりましたが、無事に箱根の関所にゴールできました (^^)(^^)
そして、この地点でお江戸側から東海道を歩かれているkotobuki1946さんと、地図上で交差もできました。
この日は、天下の剣を越えることと、kotobuki1946さんと出会うことが出来て、ダブルで嬉しかったですな!
< 2日目 9時出発~16時着の7時間で 26.7km走行 >
ここで、ちょっとした問題が発覚…
東海道の旅を始めた時から、箱根では、お気に入りの富士屋ホテルに泊ろうと決めていました。
実は、ホテル前の道を旧街道と思い込んでいて、地図も確かめずに予約をしていましたが、
箱根の関所に着いてからホテルの場所を確認すると、旧街道からクルマで30分も離れていることが判明しました (;_;)
もう走って行く体力もありません。
仕方ないので、関所横にある同じ系列の箱根ホテルにお願いをして、タンデムを預かっていただきました (^^)
そして、僕たちは関所前からバスでホテルへ
無事に念願の富士屋ホテルに泊ることができました!
お楽しみのディナーは、ちゃんとした服装がないので、メインダイニングじゃなくてグリルでカレーライスを食べましたけど、
部屋だけは箱根越えの疲れを癒せるように花御殿のスイートルームを予約していました (^^)v
<続きます>
コメント、nice!を頂いてるのに、返事が出来ていなくてスミマセン。